アフリカで水道普及に励む、大学5年生の日記

8/21~ケニアへ。現地情報書いてきます。都の西北/復旦大学/トビタテ3期/将来はインフラに携われるようなビジネスマンになりたいです。

ケニアに来てから1ヶ月

どーもこんにちは。

昨日付けでケニアに来てから1ヶ月が経ちました。もう留学の5分の1が終わってしまった。。。。早い早すぎるよ先生。


というわけでこちらに来てから1ヶ月どんなことを感じて生活してたのかさらっとここに残しておこうと思います。

では簡単に振り返っていきます。若干長め。いつものモセス君もしっかり最後に登場するよ!


まず、ケニアに着いた日。それはもう最悪でした。

到着してウガリを食べ、満足してさてどんな家に住むんだろうとワクワクしていたあの時。


家に着いた瞬間。絶望でした。

以前も書きましたが、うん。例の小屋です。

ajitora.jobweb.jp

こちらです↑

シャワーないどころか、水道すらない。火もない。机も椅子もない。あるのはそう。ベッドだけ。

着いた日は水がなかったため、シャワーを浴びる事もなく家に着いてすぐベッドで寝てました。
今思い返すと、正直、着いた日、ベッドに転がり

「あ〜帰りたい日本に」
あの時は本気でそう思いました。

到着後、3日間くらいは本気で日本に帰りたかったです(笑)
なんで2留してまでケニア来ちゃったんだろうかと思っていました(笑)



しかーし、人というものは恐ろしいかつ素晴らしいですね。すーぐ環境に慣れる。
来て1ヶ月、だいぶ僕らの小屋は快適な家と進化しました。
電気、火、そして水道はないけど水もある。椅子もある。ネットもある。机はまだない(笑)。
十分すぎるくらいです。


さてここからは視点をしぼって1ヶ月で感じたケニアを書いていきます。



【人(ケニアの現地人)】

私たちが住んでいるキスムにはルオ族という民族が多く住んでおります。

民族によって多少違う可能性もあるので、私が感じたルオ族について書きます。


1.遅い
国民性なのでしょうか。すごいゆったりしてます。
日本ではゆったりしているほうだと思う自分でも、こちらの人はよりゆったりしているなと感じます。
このゆったり感好きでもあり、嫌いです。

特に仕事を通じてのスピード感の遅さにたまーにイライラします。
あとは連絡してくるのが遅かったり等等。


2.楽観的
こちらの人たち非常に楽観的です。
楽しそうに生きてます。
この楽観さは日本人もみな持ってもいいと思います。


3.お金に対する認識が甘い
お金を持っている人が持ってない人に与えるという文化が
少なからず多少あるのを感じます。
ご飯、交通費などを当たり前のように奢ったり。
宗教、文化の違いなのでしょうか。



【水】
階級、住んでいる土地によって様々です。
ボトルウォーターを買ってる人
共同の水道から水を買っている人
家に水道を持っている人
水の配達人から水を買っている人
雨水を利用している人
濁った川の水を利用している人(飲む時は沸かしたり、薬品をつかって綺麗にしたり、ろ過したりしているみたいです)


一番衝撃的だったのはやはり、川の水を利用している人が実際にいたということ。
日本でアフリカの水環境について調べていた時によくでてくる、濁った水を運ぶ、飲んでいる人の写真。
私が実際にお会いした人たちは濁った水をそのまま飲む人はいなかったが、おそらく家事等に使う際には濁った水をそのまま
利用しているのだろう。


今回は水と人について。水事情についてはまた、別で詳細記事あげます!!!




そして勝手にこの1ヶ月間の振り返り。
多くの人が既にご存知かと思いますが、今回のインターン
「トビタテ留学JAPAN」という文部科学省と民間企業が官民連携し、グローバル人材育成を目的とした国家留学奨学金プロジェクトに支援されて、今ケニアに来ております。

※トビタテ留学JAPAN 詳細↓
トビタテ!留学JAPAN - その経験が、未来の自信。 - トップページ

このプログラム、奨学金の額がすごいのももちろんの事、研修制度も充実しています。
事前、事後研修が用意されており、
その事前研修で自分の価値観について見つめなおしました。

そしてその研修で私が大事にしている価値観のキーワードが3つありました。

【達成】 【人間関係】 【多様な視点】

この3つです。この3つについて勝手に振り返ります。



【達成】
この留学で達成すべき目標が一応できました。
一言でいうと、水道がない人たちに水道を届ける。水道の普及です。
それを行うためのプロジェクトをKei(一緒のインターン先の日本人大学生)と作れたので
それをなんとしても達成して日本に帰ります!!!


【人間関係】
1ヶ月いた割にはあまり新しい人間関係を構築できていないような。。。(笑)
現地人とは自分の英語力の低さも一つの原因ではあると思うんですが、あまり関係を展開できてないですね。
社長、近所のこども(モセス君含む)、社長の弟、社長の弟のともだち等等。

こっちの通っている大学生と話してみたいですね。どういう将来を描いているのか。今自国についてどういうことを考えているのか。また彼らから見た日本、そして中国などどのように映っているのか。


現地にいる日本人に対しては少しずつ行動を起こしています。
facebookのアフリカ関連のページで呼びかけて、青年海外協力隊の人を見つけて、実際にお会いしたり、
日系企業がケニアでどんな働き、将来どのようなビジネスを目指しているのか、実体験の経験からお話を聞きたいと思って、手紙を送ってみたり(さーて返信は来るのだろうか。)
●トビタテの肩書きを存分に使わせていただいて大使館に連絡してみたり。。。
ちょこちょこ動いてます。自分の想い描いている理想が実現できれば、なかなか面白いご報告ができそうな気がします!!!!!
(がしかし、現実は多分厳しいのだろう〜)


【多様な視点】
もうそもそも今の家に住む事で多様な視点が磨かれた気がします。
水という資源の大事さ、電気というエネルギーの大事さ。
留学来る前に水問題に対して当事者意識を持つっていうのが一つの目標だったんですけど、
ケニアに着いてから、この1ヶ月完全に当事者となって生活してます。ある意味幸せな環境だと思います。



ざっと簡単に振り返りました。2ヶ月目も頑張ります(笑)



【今日のモセス君】


帽子をかぶってるモセス君。
決まってるね!モセス君。かっちょいいね!笑